工事の背景・工事前の課題
建材業界のお客様より、クーリングタワーおよび付随するチラー設備について「冷却機能が著しく低下し、配管が高温になってしまっている」とのご相談をいただきました。該当設備は生産工程における厳密な温度管理を担う重要設備であり、万が一停止すると製品の品質不良や生産ラインの長期ドカ停といった重大な損害に直結する状況にあり、迅速な対応が求められていました。
一般的にクーリングタワーはシーズンごとの定期的な清掃と水質管理が推奨されていますが、実際には数年前に清掃を実施したきりで、内部の汚れが堆積し、異常が出てからの事後対応になってしまっているという課題がありました。また、既存のメンテナンス業者が遠方であることや、手配から施工までの対応スピードへの不満点により、早期復旧が困難な状況にありました。
そこで、日頃から工場建屋の改修やユーティリティ設備全般の保全で接点のある当社へお声がけをいただきました。
改善効果・当社からの提案
当社ではまず現地調査を行い、内部点検の結果、冷却機能低下の原因としてフィンおよびチラー内部における頑固なヘドロやスライム、スケールの固着が熱交換効率を阻害している箇所を確認しました。単なる水洗いではなく、フィンを専用薬液に1日浸け置きした後に高圧洗浄機で汚れを剥離・洗浄をご提案し、2日間の工期で作業を実施しました。
クーリングタワーのような設備は、薄いフィンの変形を防ぎつつ深部の汚れを落とすため、水圧調整が必要となりますが、当社ではこれまでの実績を活かし確実な施工を行いました。人が入れる箇所については作業員が直接入り込み、手作業での丁寧な洗浄を行う追加対応も実施しました。
さらに、再発防止に向けた予防保全として、冷却水に投入することでヘドロや藻の発生を中長期的に抑制する「水処理用錠剤」の導入も合わせて提案。当社が窓口となり現地調査から見積作成、施工管理まで一括対応したことで、遠方業者と比較した際のスピード面や、業者一元化によるコスト面のメリットを実現しました。
当社では、今回のようなクーリングタワーやチラーをはじめとする重要ユーティリティ設備の修理・保全に多数の実績があり、緊急時でもスピーディーな対応が可能です。熱交換機器のトラブルやメンテナンスの手間でお悩みの際は、ぜひ当社にご相談ください。

