工事の背景・工事前の課題
半導体工場で使用されているポンプの修理・メンテナンスを行った事例をご紹介いたします。今回のケースのポンプは30年以上前に導入されたもので、長年使用していることから一度オーバーホールを行うことをお客様のほうでご検討されておりました。そこでポンプメーカーに問い合わせたところ、既にメーカーのほうでは交換部品の供給が終了しているため、メーカーからはポンプ本体の更新を勧められていました。しかし、ポンプの新規導入を行うにはかなりの費用が必要であったため、修理・メンテナンスでの対応をご希望されており、当社にお声がけいただいたことが今回の事例の背景となります。
改善効果・当社からの提案
そこで当社および協力会社にて導入当時の部品展開図を確認したところ、主要な部品はJIS規格品のため市販品で対応することが可能であることがわかりました。また、他の部品に関しても、分解後に採寸したところ製作対応することで、復元(リバースエンジニアリング)できることがわかりました。これらを踏まえて御見積を提出したところ、コスト的にもお客様の想定の範囲内だったので、修理・メンテナンスを行うことができました。
当社は機械工具商社であることから設備部品の調達を得意としていることに加えて、協力会社として部品加工業者とも提携していることから、このように交換部品の供給対応が終了している設備機器についても修理・メンテナンス対応が可能となっております。設備の新規導入を行うには予算がないといったご費用面でお困りの方はお気軽に当社へお声掛けください。