お問い合わせ

施工事例

ポンプ更新据付・芯出し作業工事

施工概要

ポンプ更新据付・芯出し作業工事

ポンプ本体を当社で販売しました際に、それに付随してポンプの据付工事および芯出し作業を実施した事例となります。

施工カテゴリー ユーティリティ設備 
お客様業界 機械要素・部品 
施工内容ポンプの据付と芯出し作業
工期1日

施工風景

  • 更新前のポンプ

    更新前のポンプ

  • ポンプ更新据付工事および芯出し作業

    ポンプ更新据付工事および芯出し作業

  • 施工完了

    施工完了

施工手順

1

現地調査

2

見積り提出

3

部材手配

4

関連業者との工期調整

5

施工

6

試運転・引渡し

工事の背景・工事前の課題

以前にご購入いただいた予備品のポンプについて、既存機からの異音発生に伴い、取替更新工事を弊社にて施工させていただく運びとなりました。現地点検を実施した結果、ポンプベース固定用のアンカーボルトが著しく腐食しており再利用が困難な状況でありました。加えて、コンクリート基礎も経年劣化が進んでおり、同一箇所への確実なアンカー施工が難しいと判断いたしました。

改善効果・当社からの提案

ポンプベースの上に固定金具を設け、別な場所にアンカー固定をすることで、当初の課題はクリアーされました。併せて、以前にもお客様へご説明させていただいたのですが、施工現場へのポンプ輸送中に芯がずれる場合も多々あるので、据付後、新たに芯出し作業を行わないと、軸受などの早期摩耗など不具合が発生することもありますので、芯出し調整も据付後に実施させていただきました。このように精度を出すことによって、軸受への負担や軸継手用ゴムの早期摩耗の解消などの効果も得られ、寿命が長くなることからトータルで見た際にコストダウンの恩恵も享受できます。

ポンプベース上に追加の固定金具を設置し、既存のアンカー位置とは異なる、健全な箇所に新たなアンカーボルトを固定することで、ポンプ本体の確実な据付を実現。これにより、腐食したアンカーボルトおよび劣化したコンクリート基礎の影響を排除いたしました。

また、ポンプ据付後には、改めて芯出し作業を実施いたしました。輸送中の振動などにより、ポンプと駆動機の芯ずれが発生する事例は少なくありません。芯ずれは、軸受の早期摩耗や軸継手用ゴムの損傷といった不具合を引き起こし、機器の寿命を低下させる要因となります。適切な芯出し調整を行うことで、軸受への過度な負荷や軸継手用ゴムの偏摩耗を解消し、ポンプおよびモータの長寿命化に貢献いたします。結果として、メンテナンス頻度の低減や部品交換サイクルの延伸による、トータルコストの削減効果が期待できます。

本工事を通じて、基礎状況への適切な対応と芯出し調整を実施することで、ポンプ設備の安定稼働と長期的な信頼性向上を実現いたしました。弊社では、お客様の設備状況を詳細に把握し、最適な施工方法をご提案いたします。ポンプ設備の更新やメンテナンスに関するご相談は、ぜひお気軽にお寄せください。
当社は広い協力会社とのネットワークでモータ・配管・制御盤の修理も承ることが可能です。お困りごとがございましたら、当社までお気軽にご相談ください。

【施工カテゴリー: ユーティリティ設備】に関するその他の事例

お問い合わせ・ご相談・お見積りのご依頼は、電話またはメールフォームより承ります。