工事の背景・工事前の課題
長年使用設備の油圧機器まわりに対しての予防保全事例になります。
従来、油圧ホース交換時期としましては、油圧ホースの破損による漏れがきっかけとなっておりました。ただ、破損してからの交換ですと油圧ホースの調達までに最短でも半日~1日程設備が使えない状況になります。また、事前に油圧ホースを予備部品にするにも、寸法などの情報が無く準備出来ない状況でした。
そこで当社では、設備を止めるリスクを低減するために予防保全対策として油圧ホースの点検を提案させていただき、実際にホースの寸法等の確認とホースのひび割れや油にじみが無いか点検を実施しております。こちらの事例についてはその1つの例となります。
改善効果・当社からの提案
当社の点検作業においては、破損の可能性が高い油圧ホースを事前にピックアップいたします。これにより、早期交換や部品として事前に準備することによって設備の停止時間を最低限に抑えることが可能となります。
また、使用している油圧ホースのリスト化を併せて実施いたしますが、これにより予備部品の管理や発注時の採寸や口金の規格など確認作業が不要になり交換部品の注文が円滑に出来るようになります。