平素より大変お世話になっております。
株式会社鬼柳の葛西です。
今月は、冷却塔・クーリングタワーのよくあるトラブルについてご紹介します。
◆冷却塔・クーリングタワーとは? 仕組みと役割◆
冷却塔(英:Cooling Tower)とは、気化熱を利用して、発電所や工場の生産設備、空調などを冷却する装置になります。
エアコンの室外機と同様の仕組みで、工場や施設の屋上に設置されていることが多いです。
気化熱を促進するため、内部のインペラーと呼ばれる羽根車をモーターで回転させる構造になっています。
◆冷却塔・クーリングタワーのよくあるトラブル◆
冷却塔・クーリングタワーを長期間稼働させていると、このようなトラブルが起こる可能性があります。
①通過風量の減少・エネルギー効率の低下
長期間にわたり冷却塔を稼働させていると、充填材に付着した埃や藻、スケールによって通過風量が減少し、その結果エネルギー効率が低下してしまいます。
②Vベルトの破断
Vベルトが切れてしまう、乃至切れかかっていると、インペラーの回転が止まり冷却機能が失われてしまいます。定期的に①Vベルトがひび割れしていないか、②テンションが適正かを確認する必要があります。
③インペラーからの異音・振動の発生
軸受け部分のオイル漏れ・破損やスケール等の結晶物・ゴミの付着によりインペラーから異音・振動が発生し、回転不良(回転数の低下)や軸受の焼付けが起こる場合があります。
冷却塔・クーリングタワーの稼働が停止してしまうと、製造ラインや生産設備も止まってしまいます。
上記のようなトラブルを防ぐためには、定期的なメンテナンスの実施が重要です。
◆当社の冷却塔・クーリングタワーの修理・メンテナンスサービスについて◆
当社は、冷却塔・クーリングタワーの修理・メンテナンスを得意としており、ベアリングやモーターの交換、オーバーホールや洗浄による目詰まりの解消など様々なご提案も可能です。