技術Q&A、減速機
減速機の出力軸付近からオイル漏れが発生しています。オイルシールの劣化と思われますが、かなり古い海外製の減速機で、純正部品の入手が困難です。シール部の寸法を計測して代替品を選定したり、軸の摩耗がある場合に肉盛り補修などで対応することは可能ですか ?
純正部品が入手困難な海外製減速機でも、代替シールの選定や軸の補修により修理・再生が可能です。
オイルシールについては、現物を精密に計測し、同等の性能を持つ国内メーカー品(代替品)を選定いたします。規格外の特殊な形状であっても、現物から図面を起こし特注製作(リバースエンジニアリング)することで対応可能です。
また、シール接触面の軸が摩耗している場合は、溶射加工 や肉盛り補修によって、摩耗部分のみをコーティング・再生します。軸そのものを新規製作するよりも短納期かつ低コストで復旧できますので、諦める前にぜひご相談ください。
この質問と同じカテゴリのQ&A
ポンプ内のサビ汚れ、分解洗浄と性能回復の判断 ポンプ内部のサビや汚れは、性能低下の原因となります。当社では、ポンプの「分解と洗浄」をメンテナンス手順として実施しており、モーターコイル洗浄などの実績もございます。冷却塔のフィン洗浄やチラーユニットのアルミフィン洗浄の経験から、ポンプ内部のスケールや汚れ...
メーカー推奨時期を過ぎたコンプレッサについても、もちろん対応可能です。現地にて、ご懸念のベアリングやモータの状態を精密に診断し、その診断結果に基づき、消耗部品の交換からオーバーホールまで、必要なメンテナンス内容を具体的にご提案します。メーカーからの部品供給が終了している場合でも、機械工具商社としての...
はい、大型モーターのコイル巻き替え修理、および現地での取り外しから再設置・試運転まで一貫して対応可能です。 ご指摘の通り、古い大型モーターは新品への更新納期が長い上、現行の高効率モーターへ更新する場合はサイズやブレーカー容量の変更が必要になるケースも多くあります。そのため、既存のモーターを再生する...