工事の背景・工事前の課題
お客様より、ポンプ本体からの水漏れとモーターからの異音発生についてご相談をいただきました。現地調査の結果、これらの不具合に加え、ポンプ本体からのオイル漏れも確認されました。抜本的な解決には、特にポンプ本体のオイル漏れ対策に必要な純正部品の調達に時間を要する見込みでしたが、お客様からは早期の設備稼働再開を強くご要望いただきました。そのため、現状復帰を最優先とした応急処置による修理・メンテナンスを実施することとなりました。
改善効果・当社からの提案
そこで岩手 工場保全・メンテナンス.comでは、各々の対策として次の通りの施工を実施いたしました。
まず水漏れ対策には、ポンプ本体のメカニカルシールとパッキン・ガスケット類の代替品への交換を行いました。
またモーターからの異音対策として、モーターのベアリングの代替品への交換を実施しました。
更にポンプ本体からの油漏れ対策としては、ポンプ本体の主軸とオイルシールが接触する部分が摩耗していたことにより油漏れが発生していたため、主軸に溶射を行なう事を提案の上、実施いたしました。この方法ですと純正部品の主軸を調達することに比べると、コストを抑えることができるだけでなく工期も1日に抑えることができました。
このように当社では、30社以上の協力会社の中に溶射を行える業者もあることからこういった提案も可能です。特に修理・メンテナンスにかかるコストを抑えたい、早く現状復帰を行いたいという方はお気軽にご相談ください。
当社では、お客様のご要望を踏まえ、以下の対応を実施いたしました。
・水漏れ対策: ポンプ本体のメカニカルシール、パッキン、およびガスケット類を代替品に交換。これにより、速やかな水漏れの抑制を図りました。
・モーター異音対策: モーターのベアリングを代替品に交換。これにより、異音の軽減と、一時的な運転安定性の確保を図りました。
・オイル漏れ対策: ポンプ本体の主軸とオイルシール接触面の摩耗が油漏れの主因であると特定いたしました。メーカー純正部品の主軸調達に時間を要するため、今回は当社の協力会社に依頼し、溶射加工を行い摩耗部を補修いたしました。この応急処置により、純正部品交換と比較して大幅なコスト削減と、1日以内という短納期での修理完了を実現いたしました。
このように、30社以上の協力会社との連携している当社の対応により、溶射加工が可能となりました。特に、修理・メンテナンスにおけるコスト削減や早期の現状復帰をご希望のお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。