工事の背景・工事前の課題
産業機械メーカーの工場において配管工事を実施した事例をご紹介いたします。本事例は、切削粉を集塵機で集めるための配管に穴があいたためにご相談をいただきました。その一方で、穴を塞ぎたいけれども、配管を新規敷設するのにも配管距離が長いため、途中から配管を繋ぎ合わせて対応できないかという相談を併せていただきました。更に、毎回同じ個所に穴が開くため何か良い改善策がないかという相談もいただきました。
改善効果・当社からの提案
そこで当社では、配管にフランジを付けることによって、途中から繋ぎ合わせることができるようになり、今後穴があいた場合でも少ない距離の配管を交換することだけで修繕対応を行えるようにしました。
また、毎回同じ箇所に穴が開く問題については、交換前の配管のR角度が急であったため、配管内での集塵速度が速くなり切削粉が配管内部を傷つけて発生していると推測されました。そのためその部分のR角度をなだからにすることで配管内部の浸食が防げないかと推察、ご提案の上、採用いただきそのような配管を特注製作して組付けました。