工事の背景・工事前の課題
岩手県内の自動車関連部品製造のお客様より、排水処理施設内の「原水槽用水中ポンプ」の管理体制についてご相談をいただきました。ご相談いただいた該当のポンプは24時間365日の連続稼働が前提となっていました。万一ポンプが停止した場合ピット内でオーバーフロー(溢水)を招く危険性がありました。
こうした設備には、異常を知らせる警報システムまで設置していることが多いのですが、本設備に関しては外部出力機能が整っておらず、実際には「現場担当者による定時巡回と目視点検」に依存しておりました。また、センサーの後付けを検討したものの、排水に含まれる油分やスラッジ(汚泥)の影響で誤作動が懸念され、具体的な解決策が見出せていませんでした。そこで、設備保全から電気制御の設計までワンストップで相談できる当社へお声がけをいただきました。
改善効果・当社からの提案
当社ではまず現地調査を行い、排水の性状(油分・浮遊物の有無)やピット内の環境を分析。電気伝導を利用する一般的な「電極棒式センサー」では、汚れの付着による絶縁不良や誤作動の可能性が高いと判断。そこで、物理的な接点動作を行う「フロートスイッチ(レベルスイッチ)」を採用しました。
施工においては、単にセンサーを設置するだけでなく、ポンプのサーマル(過負荷)トリップや異常高水位(HH)を検知して作動する専用の制御回路を設計・構築。これにより、トラブル発生時に「積層信号灯(パトライト)」が点灯し、異常を報知できるようにいたしました。制御盤内には誤作動防止のタイマーや自己保持回路を組み込み、信頼性高く仕上げました。
当社が窓口となり、機器選定から電気工事まで一括対応したことで、複数の業者を手配する手間を省き、スムーズな導入を実現しました。当社では、ポンプやファンなどの回転機器の修理だけでなく、こうした「異常検知・監視システム」の構築や制御盤の改造にも多数の実績があります。設備の老朽化や保全の自動化でお悩みの際は、ぜひ当社にご相談ください。




