工事の背景・工事前の課題
半導体工場内から冷却塔へ送水するポンプのメカニカルシール部から水が噴き出しているということで、修理依頼をお客様からいただきました。そこで当社が現地にて分解調査を実施した所、ポンプのメカニカルシール部が損傷しているだけなく、軸受胴体やポンプ本体の主軸にも著しい摩耗が見受けられました。そのため、オーバーホールを実施した事例となります。
改善効果・当社からの提案
オーバーホールに際して、メカニカルシールだとお客様での整備や交換が難しいため、整備・交換ができるグランドパッキンへの仕様変更(改造)を当社より提案いたしました。グランドパッキンはメカニカルシールに比べると水漏れが起きやすいという欠点がありますが、当該送水ポンプは屋外で使用されているため水漏れが起こってもあまり問題では無いため、お客様からのご了承のもと、仕様変更・改造を行いました。なおオーバーホール実施後の試運転では異常が無いことが確認され、現在は終日稼働しております。